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ブログ

保育所経営ブログ

VOL.15「考課者研修で納得性の向上!」

2017.12.01

皆さん、こんにちは!

川原経営の神林です。

 

だいぶ寒くなってきましたね。

東北方面などに出張に行くときは、雪靴の準備が必須です!

 

さて、この時期になると、

考課者研修のご相談を多くお受けします。

 

年末年始にかけて、人事考課を実施する保育園は多いのではないでしょうか。

 

最近では、園長先生だけが評価をするのではなく、

主幹保育教諭や主任保育士が考課者に加わり、

評価の納得性や公平性の向上に取り組まれている園をよくみかけます。

ここで課題となるのが、「評価のバラつきをどのように是正していくか」です。

 

「先生によって評価の付け方に差がある」

「園長と主任で評価の視点が違う」

「考課者の好き嫌いで判断しているのでは?」

このような現場からの声はどの園に行ってもお伺いします。

 

これらの課題を整理するためには、

1.運用ルール・マニュアルを整備すること

2.調整会議を通じて評価の偏りを是正すること

3.定期的に考課者研修を行うこと

などが考えられます。

 

このうち、もっとも大切なのは「定期的に考課者研修を行うこと」です。

 

「同じ欠勤でも、インフルエンザやノロに罹患した場合はどのように評価する?」

「保育士として別園での経験はあるけれど、当園では一年目の先生の評価はどのようにみる?」

「自分の仕事には隙があるけれど、他者への協力姿勢が素晴らしい先生は、どの部分を評価してあげる?」・・・などなど、

 

考課者研修では、こうしたマニュアル化できないさまざまなケースについて、

模擬考課やケーススタディを通じ考え、園としての評価基準を固めていきます。

評価のぶれを少なくする姿勢を常に示していくことが大切です。

 

人事考課は「考課者の育成」や「上司と部下のコミュニケーション」、「処遇の判断基準」など、さまざまな機能が期待できます。

 

その反面、きちんとした評価を行わないと現場の不安や不満へとつながりかねません。

まずは考課者の方々を中心に運用状況を整理してみてはいかがでしょうか。

神林 佑介


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株式会社 川原経営総合センター TEL:03-5422-7548 FAX:03-5422-7996

 

◆ 神林 佑介 プロフィール ◆
人事コンサルティング部 副部長。2012年入社。保育士・社会福祉士。保育園、そして老人ホームで働いた後、オーストラリアへ留学。帰国後、会計や経営コンサルティングの仕事は未経験ながら、コンサルという仕事への憧れ、そしてホームで働いた現場経験を活かせるのではないかという想いをもって、この世界へ飛び込んだ。以来、介護・福祉施設の経営コンサルタントとして主に法人開設支援などを行なっている。
© Kawahara Business Management Group.