医療機関・福祉施設の経営を総合的に支援するコンサルティング・グループ

創立50周年記念 お問い合わせ Twitter
  • 文字の大きさ
  • 標準

セミナー開催報告

介護経営戦略セミナー~経営者の分析能力向上を図る・指標管理による経営改善~

セミナー開催報告2018.07.09

 6月27日、経営コンサルティング部門主催「経営者のための『経営セミナーシリーズ』介護経営戦略セミナー~経営者の分析能力向上を図る・指標管理による経営改善~」を行いました。当日約20名のお客様にご参加いただきました。

第1部 介護報酬改定で求められる新たな指標 

講師:シニアコンサルタント 田中 律子

経営コンサルティング部門 シニアコンサルタント 田中 律子

 ダブル改定を踏まえて医療と介護のつなぎ目に着目が重要であり、特に施設系では、低栄養リスク改善加算など入所判定の流れや着眼点を見直すことが必要です。また、居宅介護支援事業所の退院・退所加算算定は、病院との迅速な連携とともに、訪問看護事業所のプラン件数を指標とする必要性を伝えました。指標管理には、稼働率だけでなく実際の行動を合わせて管理し、財務面、運営面、人材面を一表にし一体的に捉え管理することが重要です。

 

第2部 コンサル事例の紹介~人員の適正化と業務の効率化~

講師: コンサルタント 清水 俊弘

講師:コンサルタント 金沢 幸蔵

経営コンサルティング部門 コンサルタント 清水 俊弘

 金融機関からの資金借り入れニーズが増している昨今において、既存の返済計画を見直して、返済額の減額、返済期間の延長、据え置き期間の設置などの便宜を図ってもらう方法である「リスケジュール」について解説しました。毎月の資金収入よりも借入返済額が多い状態が続ければ、いずれは債務超過に陥ってしまいます。その際には、金融機関からの協力を得て、資金ショートを回避する早めの対応が重要です。

 

経営コンサルティング部門 コンサルタント 金沢 幸蔵

 また、法人や施設で人員の適正化や業務の効率化を行う際の、プロセスやポイントなど実際に支援した事例を踏まえて紹介しました。人員の適正化を行う上でのポイントとして、財務状況の分析や業務の分析、シフトの分析を行い最適人員の設定をします。最適人員の設定と合わせて業務改善を行い、その後PDCAサイクルで行っていくことが重要です。事例として介護老人保健施設の人員配置の適正化に関して紹介しました。

 来場者からは「業務改善等につながると思った。」「参考になった。」などのご意見をいただきました。

 

■セミナー内容についてのご相談は弊社までお問い合わせ下さい■

㈱川原経営総合センター

経営コンサルティング部門

TEL:03-5422-7147

© Kawahara Business Management Group.