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医療が活きる、介護が活きる、つながりヒント
VOL.2 「つながり」とは?
2023.04.27
皆さま、こんにちは。
川原経営総合センター病院コンサルティング部の遠藤です。
4月になり、黄色い帽子とピカピカのランドセルを背負いながら歩く小学校1年生を見かけると
知らず知らずのうちに笑みがこぼれますね。
懐かしさもあるとても好きな光景です。
今回はブログの題名にもなっている「つながり」が何を指すのかについてです。
目先にこだわり、信頼感をなくしていませんか?
“自宅退院を目指しリハビリ目的で地域包括ケア病棟に受け入れた患者さんが、
実は本人のリハビリへの意欲もなく、家族も老健(在宅復帰扱いにならない)への入所を希望していた”
このように紹介元からの事前情報が違う例はよくあります。
「つながり」は私たちの理想形
「つながり」とは「紹介」「逆紹介」という行為ではなく、
医療や介護にかかわる私たちが、適正な評価(報酬)を受け取りながら、
患者さん(利用者さん)を支援するために、
お互いの立場を理解して尊重しあいながらより良い関係を築くことではないでしょうか。
マニュアル作成は難しい
そのためにはどうすればいいか?
具体的には、
- 我が事のように真摯に向き合う姿勢:相談への「受入可」「受入不可」の結論よりも先に「何に困っているか」に目を向けていますか?
- 患者さん(利用者さん)とその家族の目線で:患者さん(利用者さん)と家族の気持ちを置き去りにすることがないように話を進めていますか?
- 地域の医療・介護資源を俯瞰的に見渡して:地域の特性や医療・介護資源を正しく理解し、地域のニーズに応える体制が院内にはありますか?
「つながり」は育み
病院では各種業務内容をマニュアルで規定するところもあると思いますが、
この「つながり」を育むには、丁寧な取り組みと地道な努力が不可欠となります。
まずは、自院の取組みの見直しとその周知徹底が必要です。

- ◆ 遠藤 愛 プロフィール ◆
- 病院コンサルティング部所属。社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士。一般企業の営業職から訪問介護事業所での勤務を経て、二次救急病院(一般病棟・地域包括ケア病棟)の医療ソーシャルワーカーになる。様々な支援に関わるやりがいを感じながらも、「患者さん・家族の支援には病院の体制が重要」と痛感し病院経営支援の道を志した。現在は病院運営全般支援業務、病院機能評価受審支援を主に業務を行っている。
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