医療機関・福祉施設の経営を総合的に支援するコンサルティング・グループ

創立50周年記念 お問い合わせ Twitter
  • 文字の大きさ
  • 標準

ブログ

保育所経営ブログ

vol.5『マイナビさん主催のセミナーを行いました!』

2017.07.03

皆さん、こんにちは!

川原経営の神林です。

先日、㈱マイナビさん主催のセミナーで講師を務めさせていただきました。

約50名の先生方と、保育士の定着と採用について考えました。

保育士の採用は、多くの園で課題となっていることと思います。

なかなか応募が来ないために、

「来るもの拒まず」の採用をしているというお話もよく伺います。

採用戦略を考える上での基本は、「求める人材像を明らかにすること」です。

自園の方針や特徴、将来の在り方を考えた時に、

どのような人材にその思いを担っていってほしいかという点を、

これまでの取り組みの成果や働いている職員の皆さんの声を集約しながら、丁寧に洗い出すことが大切です。

理想だけじゃ・・・そんな声が聞こえてきそうですが、

これがとても大切なことなんですよ。

例えば、

「経験の浅い職員さんばかりなので、今後は職員の育成を担ってくれる人が欲しい」

そうした人材像が明らかになった時、

求める人材はおのずと新卒ではなく、ある程度経験のある人ということになります。

経験者の場合、採用時期は4月と限りません。

ハローワークや求人誌による求人だけでなく、人材バンクに登録しているケースもあるでしょう。

労働条件では、前職での経験を賃金に考慮してくれるか、退職金制度は持ち越せるか、などは事前に整理しておく必要があります。

こういった具合に、採用時期や求人媒体・エリア、OJT体制、などを考えながら採用活動をはじめていくことで、

求める人が得られやすくなるのです。

こうした考え方は採用の場面だけでなく、

育成や研修、キャリアパスの策定、評価基準など、さまざまな場面で役立ってきます。

研修会では、実際に参加者の皆さんに「求める人材像」について、

ワークシートを使って考えてもらうと同時に、参加者同士で紹介し合うことで、

具体化することの必要性について考えていただきました。

是非、園内の先生方と検討してみてはいかがでしょうか。

だいぶ暑くなってきましたね。

心と身体のメンテナンスを怠らないようにして、

夏を迎え入れましょう!

◆ 神林 佑介 プロフィール ◆
人事コンサルティング部 副部長。2012年入社。保育士・社会福祉士。保育園、そして老人ホームで働いた後、オーストラリアへ留学。帰国後、会計や経営コンサルティングの仕事は未経験ながら、コンサルという仕事への憧れ、そしてホームで働いた現場経験を活かせるのではないかという想いをもって、この世界へ飛び込んだ。以来、介護・福祉施設の経営コンサルタントとして主に法人開設支援などを行なっている。
© Kawahara Business Management Group.