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ブログ

保育所経営ブログ

VOL.42「園全体で事業計画をつくろう!③」

2019.02.15

皆さん、こんにちは!

川原経営の神林です。

 

1月も終わり2月も中旬となりました。

この1ヶ月は新規のご相談が多く、

内容としては研修、人事評価、賃金の見直しなど、

経営主体も社会福祉法人・株式会社・NPO法人などさまざまでした。

毎年この時期に感じることですが、

年の変わり目に、あらたな取り組みを検討される保育園は多いようです。

 

さて、昨年末から事業計画について解説してきました。

「課題を抽出し、方針を定め、具体的な行動計画を立てる」

ここまでが策定の流れとなります。

 

計画は年度替わりに見直しすることが多いので、

年末年始、しかも園の行事が立て込んでくる時期に、

大変な苦労をされて作られている園も多いとは思います。

 

しかし、やっとのことで作った計画なのに、

「計画はできたけれど、立てっぱなしで上手く活用されていない」

「気づいたら計画自体が消滅している」

「計画どおりに取り組んだのに「評価してくれない」と、職員のモチベーションが下がってしまった」

といった状況に陥っている園も少なくないのではないでしょうか。

 

これらは「進捗管理」と「評価」が十分にできていない園でみられる傾向です。

今回はこの点について確認していきましょう。

 

「進捗は各自に報告させる」

進捗報告は、実際に業務を行う担当者の役割です。

園長や主任など管理者の立場にある先生から、

「この取り組みはどうなっていますか?」と問いかけることも大切ですが、

行動計画で担当者を定めているのであれば、毎月(最低でも3ヶ月に1回)は報告してもらうようにします。

 

進捗報告は、

  • 計画に対する進捗状況
  • 課題(・遅滞)がある場合の原因とその対策
  • 到達の見込み

 

の3点を報告してもらいましょう。

 

会議の場で報告してもらえれば、園全体で進捗を共有できるでしょう。

そのなかで、進捗に課題のある計画については、

担当以外の先生方も交えて対策・取り組みを検証するようにし、

逆に順調に進行している部分に関しては、

各担当者に最後まで任せきることが大切です。

 

「評価は原則、結果に対して行う」

「人事考課」でも同様ですが、

計画や目標に対する取り組みを評価する際に「評価の軸」がぶれてはいけません。

原則として「計画に対する結果(成果)がどうであったか」が評価の軸となります。

 

「結果は出なかったけど、頑張っていたから」

「もともと本人には難しいテーマだったから」

「やむを得ない事情で状況が変わったから」

 

上記は「勘案する」ことがあるにしても、

評価をする上での前提とすることはフェアではありません。

 

ここは難しい判断となりますが、

やはり当初の計画設定の妥当性や、

進捗管理(計画の見直しを含む)を適切に行うことが不可欠です。

 

せっかく立てた計画を形骸化させないよう、

年間を通じて計画を意識した保育を実践してきましょう!

 

◆ 神林 佑介 プロフィール ◆
2012年入社。保育園、そして老人ホームで働いた後、オーストラリアへ留学。帰国後、会計や経営コンサルティングの仕事は未経験ながら、コンサルという仕事への憧れ、そしてホームで働いた現場経験を活かせるのではないかという想いをもって、この世界へ飛び込んだ。以来、介護・福祉施設の経営コンサルタントとして主に法人開設支援などを行なっている。
© Kawahara Business Management Group.