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保育所経営ブログ
Vol.39「園全体で事業計画をつくろう!」
皆さん、こんにちは!
川原経営の神林です。
この数週間は、
鹿児島県・東京都・青森県とセミナー講師のご依頼をいただき、お話しさせていただきました。
いずれも、小規模保育所や企業主導型における人材管理がテーマだったのですが、
終了後に寄せられたご質問・ご相談には、人材管理以外に、
「来年度の事業計画をどのように立てたらよいか」
「計画をどのように園に浸透させたらよいか」など、
事業計画に関するお問い合わせが多かったので、
今回から3回に分けて、
「事業計画の作り方や運用の仕方」
について考えていきたいと思います。
自園の課題を整理しよう
自園を巡る現状の課題を、いくつかの領域に分けて洗い出してみましょう。
例えば、
①保育内容、②人材育成、③職場環境、④物品管理、
の4つの領域ごとに現状の課題を抽出し、その原因を考えていきます。
課題提起の手法としては、
保育所経営vol.38「業務改善に取り組もう⑦」でご紹介した、
「ブレーンストーミング」や「KJ法」を用いるのも効果的です。
課題が生じる「原因」を探ろう
課題はたくさん出てくると思いますが、
その原因(何故課題が生じているのか?)まで追究することがポイントです。
ひとつの原因(ボトルネック)が、さまざまな課題を発生させているケースが考えられるからです。
・職員間のコニュニケ―ション不足
・重複する記録物
・情報共有の不徹底
・非効率的な会議や研修
・ルールや決まり事が不明確 などは、
保育所運営のボトルネックとなりやすい内容です。
良い計画を立てるためには、現状を正しく認識した上で、
より良い状態にするにはどうすべきか、という視点が不可欠です。
課題の整理に関する検討は、ちょうど今頃の時期から始めるのがベストです。
1年間の仕事を振り返りながら、職場の課題を整理してみましょう!
川原経営:神林

- ◆ 神林 佑介 プロフィール ◆
- 人事コンサルティング部 部長。保育園、老人ホームで働いた後、オーストラリアへ留学。施設での経験を活かしたいという想いをもって2012年に川原経営に入社。保育所・介護施設等を運営する社会福祉法人の給与・人事考課・研修の制度構築支援に従事。その他社会福祉法人の設立・合併・事業譲渡支援など、医療・福祉経営に関する幅広いコンサルティングを行っている。
保有資格:行政書士・保育士・社会福祉士
著書:「地域に選ばれる特別養護老人ホームの作り方」「介護ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本」
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