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保育所経営ブログ

VOL.109「生成AIが保育を変える?!」

2025.02.12

皆さん、こんにちは!

川原経営の神林です。

 

今月は今話題の「生成AI」についてです。

AIの普及は、私たちの仕事や生活を大きく変える可能性を秘めています。

保育の現場に与える影響などについて考えていきます。

 

 

生成AIは何がすごいのか

一昔前までは、保育の現場でも「IT・ICT化」が叫ばれていました。

ITやICTというのは、端的に言えば「パソコンやインターネットを活用した

「情報処理に関する技術」のことです。

これまで手動で行っていた業務を機械化し、効率的に処理することができることから、

「登園・出勤記録」・「お便り配信」・「保護者アンケート」などは

多くの保育所で導入されていると思います。

 

生成AIは「人工知能と言われるように

「機械が人間に代わって判断などの処理を行う技術」が特徴です。

過去の記録や必要な情報を解析して、

人間と同等の判断や処理・作業を一瞬で行います。

 

保育の現場で何が期待できるか

生成AIには「テキスト生成AI」・「画像生成AI」・「動画生成AI」などがあります。

 

例えば、連絡帳やお便りは、文章の校正や誤字脱字チェックに一定の時間を要しますが、

テキスト生成AIを活用すると、「キーワード」入力のみで簡単に文章を仕上げてくれます。

 

園で独自の「塗り絵」や「絵本」などの教材を制作した場合には、

画像生成AIが活用できるかもしれません。

「イメージ」を伝えると、AIが独自のイラストを仕上げてくれます。

 

また、そのイラストに「ストーリー」を伝えると、

動画生成AIは短いスライドショーやビデオ映像を仕上げてくれます。

 

もちろん、「手作り感」や

「子どもや保育士が考える(・制作する)時間」は大切ですので、

すべてをAI任せにすることはないと思いますが、

「効率化」という観点においては、一定の効果が期待できそうです。

 

実用化に向けてはいくつかの課題が指摘されています。

セキュリティーやプライバシーをどのように担保するかなど、

法の整備も含めて急ピッチで進行しています。

 

保育の現場に良い影響がもたらされることを期待しましょう。

 

 

 

 

◆ 神林 佑介 プロフィール ◆
人事コンサルティング部 部長。保育園、老人ホームで働いた後、オーストラリアへ留学。施設での経験を活かしたいという想いをもって2012年に川原経営に入社。保育所・介護施設等を運営する社会福祉法人の給与・人事考課・研修の制度構築支援に従事。その他社会福祉法人の設立・合併・事業譲渡支援など、医療・福祉経営に関する幅広いコンサルティングを行っている。
保有資格:行政書士・保育士・社会福祉士
著書:「地域に選ばれる特別養護老人ホームの作り方」「介護ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本」

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