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ブログ

医療機関・福祉施設でのコミュニケーション向上委員会ブログ

Vol.23「話しかけやすい人」

2020.12.18

お知らせ 2021/12/22
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年末になると「ぶ厚い靴下」が欲しくなる私。

 

幼い頃から「冷えは大敵!」と親に刷り込まれてきたせいでしょうか。
クローゼットの引き出しを開ければ、売るほど靴下が入っているのですが・・・。
寒い季節がくると、どうしても胸がザワついてしまいます。

 

結局、今年も近くの老舗の量販店に足を運んでしまいました。
商品を物色していると、品のよさそうな高齢の女性が隣にやってきました。
そして「ちょっとお聞きしてもいいかしら」と一言。

 

聞けばこの方、靴下を買いたくてお店にきたものの、大量の商品に面食らってしまい、
何を買ったらいいか迷ってしまったそう。
そこから気がつけば一時間以上、お買い物のお付き合いをしてしまいました。

 

考えてみますと、私はよく知らない人に話しかけられます。
道や場所を聞かれることはもちろん、今回のように手助けを求められたり、
世間話的に会話を求められたりすることしばしばです。

 

話しかけやすい人=自分にとって安全な人、信頼できる(できそうな)人
だと思ってもらえているのなら嬉しいです。

 

「話しかけやすい」は、相手にとっても自分にとってもプラスになる要素ではないでしょうか。
今回は、この「話しかけやすい人」の特徴をご紹介しつつ、
その能力を高めていくためのアイデアを考えてみます。

 

 

話しかけやすい雰囲気とは

 

話しかけやすい人には「オーラが出ている」などと言われることがあります。
スピリチュアルの側面に関しては専門ではありませんので触れませんが、
この「オーラ」という言葉を「雰囲気(あるいは態度)」に置き換えて考えてみましょう。

 

例えば、

 〇 穏やかな感じ(いわゆる「優しそうな人」)
 〇 動きがゆっくりとしている(せかせかしていない)
 〇 穏やかな話し方、声色をしている
 〇 場にあった服装や髪形をしている
 〇 話しかけた時に、姿勢や視線を自分の方に向けてくれる
 〇 よい姿勢(肩甲骨がぐぐっと寄った感じ)

こんなところでしょうか。

 

私のように「ぼんやりしている」というのも、一つの雰囲気かもしれません。(無防備という安心感)

 

マスクが必須となっている現在、なかなか「笑顔」という訳にはいきませんが、
例えば、マスクの下で口角を上げるように努めたり、
目じりや眉毛をいつもより少しオーバーに動かしたりしてみると、
マスクから出ている顔の一部だけでも、少し明るい感じに見せることができます。

 

「しょうもない!」(ここは何故か関西調)と言わず、
声をかけやすい雰囲気を醸し出すちょっとした工夫だと思って試してみてはいかがでしょうか。

 

 

「話しかけやすさ」を意識する

 

こうした工夫をお勧めするのには理由があります。
それは、職場のコミュニケーションの場面において、
「話しかけやすさ」はとても重要なアイテムとなるからです。

 

傾聴の大切さはよく言われますが、面と向かっていきなり「何でも話して」と言われても、
そうそう人に話したりはしませんよね。
面談などの場面をつくり話しやすくするというのも一つの手ですが、
これはこれであらたまった感じになり、相手のガードは上がりがちです。

 

職場では主に仕事の話が中心になります。
そこから派生する話題としては、処遇や職場環境のこと、人間関係など、
どれもこれもが気軽に話しにくいことばかり。
「話して」と言われても、なかなか簡単にはいかないものですが、
そこを何とかできなければ、良いサービスをつくり出すことや難しい課題に対応していくことはできません。

 

だからこそ、日頃から、話しかけられやすい振る舞いや言動を意識していくことが大切なのです。

 

 

話しかけられ上手になる

 

前述した雰囲気(あるいは態度)だけだと、少し物足りない気もします。
コミュニケーションに活かしていくためには、もう一歩前に出て、「話しかけられ上手」を目指してみましょう。
心がけとして、こんな方法をご紹介します。

 

 〇 日頃から職場の仲間に興味関心を持つようにする
 〇 以前会話した内容を覚えておく
 〇 感情を込めたしぐさ(挨拶や相槌)を心がける
 〇 会話はできるだけボジティブな言葉で返す
 〇 忙しいオーラを出さない(不機嫌そうにしない)

 

忙しい年末だからこそ、ちょっとした工夫を活用して、職場の仲間との良い関係を築いていきましょう。

 

 

医療・福祉の現場の皆さま

大変な一年を支えてくださりありがとうございました。 

心より感謝申し上げます。

お体に気をつけられ、どうぞ良いお年をお迎えください。

 

 

 

◆ 久保田 真紀 プロフィール ◆
社会福祉士、保育士。都道府県社会福祉協議会にて、法人の経営基盤強化や施設の運営に向けた支援のほか、当事者活動支援、福祉教育にかかる業務に従事。現在は、㈱川原経営総合センターにて、法人・施設等の設立、運営支援、職場内環境改善に向けた調査分析などに携わる。
© Kawahara Business Management Group.