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医療機関・福祉施設でのコミュニケーション向上委員会ブログ

Vol.22「前向きなコミュニケーションを生み出すための工夫」

2020.11.12

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先月、誕生日を迎えた友人にお祝いのメールをしたところ、
返ってきた文章に、ちょっと寂しげなこんな言葉が添えられていました。

 

「どんどん歳ばかりとって・・・嫌だな」

 

そういえば昔、私も自分の誕生日に同じようなことを言ったことがありました。
その時、職場の先輩がこんな言葉を投げかけてくれたのです。

 

「それは勘違いしているんじゃないか? 誕生日っていうのは親や周囲の人に感謝する日だぞ。
 年齢がどうこうなんて関係ないんだよ」

 

一瞬にして、くすんだ霧が晴れ、明るい気持ちになりました。

 

物事は捉え方次第でマイナスにもプラスにも変えることができるのだということを、
強く意識させられた出来事でした。

 

 

意図的に物の見方を変えてみる方法

 

こうした、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事から現状の枠組みをはずして、
違う枠組みで見ることを「リフレーミング(reframing))といいます。

 

例えでよく紹介されているのは「半分の水が入ったコップ」です。

 

例えば、とても喉が渇いていて水分が欲しいと思っている人がそれを見たら、
「半分しか入っていない!」とがっくりされるかもしれません。

 

一方で、薬を服用するなど、少しだけ水分があれば十分だと思っている人は、
「半分もある」ということになります。

 

コップの中の水は半分であるという事実は変わらないのに、
見る人の状況や考え方によって捉え方は変わってくる。

 

それを意図的に行うことで、コミュニケーションに良い変化をもたらそうというのが、
リフレーミングという訳です。

 

 

 

 

言葉をリフレーミングする

 

良いコミュニケーションを目指して、リフレーミングをどのように活用していくか。

 

もっとも簡単な方法は、前述した事例のように、
相手に投げかける言葉の定義や意味を変えてみるという方法です。

 

できるだけ「ポジティブな言葉」に変えていくのがポイントです。

 

相手がネガティブに捉えてしまいそうな言葉ほど、意識して変換し、伝えると、
前向きに受け止めてもらいやすくなります。
そして、息詰まることのないコミュニケーションを図ることができます。

 

 

 

 

状況や内容をリフレーミングする

 

リフレーミングは、言葉ではなく行動を良い方向に変えていく際にも役立ちます。

 

物事がおかれている状況がどのように変われば役立つものになるのかを考える「状況のリフレーミング」と、
物事に他の意味を見出す「内容のリフレーミング」、この二つの視点で考えていきます。

 

否定的に捉えられがちな行動を肯定的に捉え直してみることで、
隠れている「良さ」を効果的に活かす方法を導くことが期待できます。

 

私が執筆しました、
月刊 WAM 2017年6月号 コミュニケーション向上委員会第15回「職場の信頼関係を深める③」▶こちら

でも、詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

 

 

 

 

 

 

リフレーミングを通じて、「真ん中に立って考えてみる」というクセをつけると、
上手くいかないことの原因や、未だ気づいていない大切なこと(重要なこと)を知ることができ、
これまでの認識を変えるきっかけにつながります。

 

上手に活用して、前向きなコミュニケーションを職場の中に広げていきましょう。

 

 

 

◆ 久保田 真紀 プロフィール ◆
社会福祉士、保育士。都道府県社会福祉協議会にて、法人の経営基盤強化や施設の運営に向けた支援のほか、当事者活動支援、福祉教育にかかる業務に従事。現在は、㈱川原経営総合センターにて、法人・施設等の設立、運営支援、職場内環境改善に向けた調査分析などに携わる。
© Kawahara Business Management Group.