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医療機関・福祉施設でのコミュニケーション向上委員会ブログ
Vol.15「『お疲れさま』をより伝えやすくするために」
新規利用者の受け入れや採用職員の教育、決算事務などに加え、新型コロナウイルスへの対応と、福祉・医療の現場はこれまで以上に多忙を極めておられることと思います。
それに追い打ちをかけるようにはじまった「外出自粛要請」。
職場だけでなくプライベートまでもが「我慢」「辛抱」となると、身体的にも精神的にも本当にしんどくなりますよね。
そんな時、職場では「頑張ろう」ではなく「お疲れさま」を意識したコミュニケーションを図るよう心掛けていきましょう。
言葉の使い方や仕草などを少しだけ工夫することで、日頃のコミュニケーションを「心が救わるひととき」に変えるアイデアをご紹介します。
クッション言葉でねぎらう
相手と会話する際に、言葉の中に柔らかい印象を与えられる言葉(クッション言葉)を添えると、丁寧でやさしい印象を与えることができます。
職場でのコミュニケーションでは、
「忙しいところすみませんが、〇〇してもらえませんか」
「差し支えなければ、〇〇を教えてもらえませんか」
「お気持ちはありがたいのですが、今は必要ありません」
と、こんな感じで使われているのが一般的だと思います。
クッション言葉は、相手にお願いしたい時や断りを入れたい時によく使われる言葉ですが、相手の労をねぎらう時にも積極的に活用してみましょう。
「急なお願いに対応してくれて助かりました。いつも心強いです」
「力になれることがあれば、何でも聞いてください」
「他のスタッフに声をかけてくれありがとうございます。いつも本当に助かります」
「△△さんならきっとできると思っていました。さすがです」
他にも、「感心しています」「勇気づけられました」「頼りにしています」など、伝えたい内容や相手との関係性(上司部下、先輩後輩、同僚など)に合わせて、取り入れてみてはいかがでしょうか。
仕草を工夫してねぎらう
前回のブログ「Vol.14「マスクをしたコミュニケーションはより丁寧に」でもご紹介しましたが、マスクを常時着用している今なら、「ボディーランゲージ」を上手に使って、相手をねぎらう気持ちを伝えていくというのも一つの方法です。
例えば、「ありがとう」の気持ちを伝えたい時だけでも、
このように、いくつかの表現をすることができます。
但し、ボディーランゲージについては、発する言葉(感情)と同じ動きをするよう気を付ける必要があります。
恥ずかしいからと中途半端な動きをしてしまうと、相手が誤解をしてしまい、自分の思いが上手く伝わらないこともありますので気を付けましょう。
また、クッション言葉と同様、相手との関係性(上司部下、先輩後輩、同僚など)を考え、失礼のない動きをしていくことも大切です。
さまざまな方法や意識をもって、疲れや不安で凝り固まった体や心をねぎらい合える職場をつくることが、今、求められます。
皆で意識して取り組んでいきましょう。
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