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ブログ

医療機関・福祉施設でのコミュニケーション向上委員会ブログ

Vol.3「異動者を気持ちよく迎えるための『コミュニケーションのマナー』」

2019.04.19

年度当初はとかくざわつくものですが、

特に要因となるのは「人事異動」ではないでしょうか。

 

「異動」と一口に言っても、

希望が叶って異動してきた人

命令されて異動を余儀なくされた人

さまざまな事情によりやむなく異動した人

いろいろな形があると思います。

 

だからこそ、「異動してきた職員」も「迎え入れる職員」も、

お互いに心を配り合う気持ちをもつことが大切です。

 

今回は、異動者を気持ちよく迎えるための「コミュニケーションのマナー」について

一緒に考えてみましょう。

 

 

噂(前情報)を信じちゃいけない!

 

・・・と、何だかちょっと懐かしい歌のフレーズみたいになってしまいましたが、

何が言いたいかというと、

「人となり(人柄)は、会ってみて・話してみて・

一緒に働きながら理解していく気持ちをもちましょう」

ということです。

 

新しい人が来るということは、

良い意味でも悪い意味でも関心が高まるものです。

前の部署での働き方や評判など、

その人に関する噂(前情報)はどうしても気になりますよね。

 

特に「悪い話」には敏感になりがち。

部署や自分自身に悪い影響があるのではないかと思ってしまい、

 

異動してくる前からガードが上がってしまう。

逆に「良い話」は期待してしまうだけに、

 

実際と異なっていた時には一気に気持ちが引いてしまう。

どちらにしてもあまりいいことはないようです。

 

噂(前情報)のフィルターをかけて一喜一憂すればするほど、

相手と「見えない距離」を置くことになります。

まっさらな気持ちで相手と向かい合い、

少しずつ信頼の距離を縮めていくようにしましょう。

 

 

「ちなみに」的な発言にご用心!

 

冒頭にも書きましたが、異動してくる理由は「人それぞれ」。

それ故に、本人が望んでいないのに、

余計な先入観を与えるような情報を伝えてはいけません。

 

「そんなことする訳ない」と皆さん言いますが、

実は知らずしらずのうちにやっているケースが多いのです。

特にありがちなのは、業務のことを話している中で

チラチラと出てくる「ちなみに」的な発言。

 

例えば、担当する業務の説明が終わった後で、

「正直、業務をこなすのは大変だと思う」

「一緒に担当する▲▲さんは、頼りにならない」

「上司はあてにしない方がいい」

「うちの部署のやり方は厳しいから」

こんな言葉のことです。

 

良く解釈するならば、「参考までに知っておいた方がいい」と

親切心で言っているのだと思います。

しかし、こうしたことは、

本人が実際に業務にあたれば分かることです。

 

必要のない先入観を与えることで、

上手くいくことがかえって上手くいかない場合もあるということを肝に銘じ、

努めて気を付けるようにしましょう。

 

新卒者も異動者も、受け入れる側にとっては「新しい風」。

強い北風のような「向かい風」になるのか、

はたまた、心地よい春風のような「追い風」になるのか、

皆さん一人ひとりの心構え一つだと思います。

意識して取り組んで行きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 久保田 真紀 プロフィール ◆
社会福祉士、保育士。都道府県社会福祉協議会にて、法人の経営基盤強化や施設の運営に向けた支援のほか、当事者活動支援、福祉教育にかかる業務に従事。現在は、㈱川原経営総合センターにて、法人・施設等の設立、運営支援、職場内環境改善に向けた調査分析などに携わる。
© Kawahara Business Management Group.