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保育所経営ブログ
vol.4『年度当初のストレスチェックで保育所を元気に!②』
皆さん、こんにちは!
川原経営の久保田です。
先日、某保育所で、
「ブログでストレスチェックについてご紹介しますから見てくださいね」と園長先生にお伝えしましたら、
「職員が少ないうちの保育所では関係ないわ」と言われてしまいました。
そう。そうなのです。
改正された労働安全衛生法でストレスチェックの実施が義務化されたのは、
「従業員50人以上の事業場」なんです。
ただでさえ忙しいこの時期に・・・しかも義務でもないのに・・・
そんな皆さんの思いを払拭するためにも、
今回は本題に入る前に少しだけ「この時期のメンタル」について書いてみます。
季節の変わり目であるこの時期は気温の高低差だけでなく、職場環境や家庭環境の変化により、
体にも心にも大変な負担が生じ、メンタルを支える自立神経も乱れがちになるのは皆さんご承知のとおりです。
それは、子どもたちを預けている親御さんも同じ。
仕事に育児に家庭にフル回転されてきた親御さんたちも、蓄積された疲れが「ストレス」となって表れてくる時期でもあります。
新年度が始まる桜の季節には、元気に子どもたちを預けに来られていたのに、
最近では言葉がけをしても会話もソコソコに、アイキャッチをする間もなく急ぎ足で家路につかれる。
そんな様子を心配されている保育士さんもおられるのではないでしょうか。
その上、気を付けなければならないのは子どもたちです。生まれて間もない子どもたちにとって、
季節のサイクルに慣れるというのは、実は大変なイベント。
心や体の様々な変化は、知らずしらずのうちに「ストレス」となって、行動や言動に表れてきます。
最近終始お部屋をウロウロ、そうかと思えば突然泣いてしまったり、お友だちとトラブルになることもしばしば。
刻々と変わる子どもたちの様子に戸惑っている保育士さんも多いと思います。
新入児の受け入れやクラス替え、先生の入職や異動など、自分自身だって揺らぎがちになる時期だというのに、
一番に子どもたちと親御さんのことを考え、少しでも元気に笑顔で過ごしてもらいたいと、
日々奮闘している保育士さんたち。
その気持ちを大切にしてあげるためにも、心が折れてしまわないうちに、
潜んでいる気持ちを汲んであげるとともに、少しだけ息を抜ける環境を整えてあげることが必要なのです。
この時期の『ストレスチェック』、お勧めする理由をご理解頂けたでしょうか。
次回より、保育所でも簡単にできる、具体の取り組み方をしっかりとお伝えしていきます。

- ◆ 神林 佑介 プロフィール ◆
- 人事コンサルティング部 部長。保育園、老人ホームで働いた後、オーストラリアへ留学。施設での経験を活かしたいという想いをもって2012年に川原経営に入社。保育所・介護施設等を運営する社会福祉法人の給与・人事考課・研修の制度構築支援に従事。その他社会福祉法人の設立・合併・事業譲渡支援など、医療・福祉経営に関する幅広いコンサルティングを行っている。
保有資格:行政書士・保育士・社会福祉士
著書:「地域に選ばれる特別養護老人ホームの作り方」「介護ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本」
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