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保育所経営ブログ
VOL.41「園全体で事業計画をつくろう!②」
皆さん、こんにちは!
川原経営の神林です。
新年を迎えると、
今年はどのようにしていこうか、
何にチャレンジしていこうかと、考えます。
年末年始はさまざまな方とお会いする機会も多いので、
良い刺激を受けることも多く、
仕事につけ、プライベートにつけ、
新しいことを始めるには良いタイミングだと感じています。
さて、先月は事業計画の策定の第1段階として
「課題の整理」について解説しました。
今回は第2段階の「行動計画の設定」です。
行動計画をつくるための目標(事業方針)を定める!
まず、園の保育理念や整理した課題などをもとに、
当年度、特に重視すべき目標(事業方針)を定めます。
方針ですので、多少、抽象的な記載でも構いません。
特に最近では、保育の年間計画の基礎となる「保育実践にかかる方針」のほかに、「経営(運営)にかかる方針」などを定めている園も増えてきました。
「保育にかかる方針」については、現場のからの意見・提案を参考にしたうえで、園長ら役職者を中心に定めることが望ましいですが、
「経営(運営)にかかる方針」については、園を取り巻く社会情勢や子育てに対する社会的ニーズをしっかりと把握していくとともに、永続的な保育サービスを通じ、園の社会的使命を果たすために必要な視点をまとめる必要があります。
現場の意見・提案に加え、しっかりとした現状把握と課題抽出を行っていきましょう。
行動計画は個人の行動レベルにまで落とし込む!
方針を具体的な行動に結びつけるためには、
「これができればいいな」、「こうなればいいな」という曖昧な目標ではなく、
「誰が・何を・いつまでに・どうする」という行動レベルの計画に落とし込む
必要があります。
行動計画の策定には現場の先生にもぜひ参画してもらいましょう。
例えば、①保育内容、②人材育成、③職場環境、④物品管理、の領域について、
①と④はクラスの特色を尊重するためクラスごとに検討し、
②と③は園全体の取り組みとして役職者が中心に検討する。
いずれの場合も、事業方針と同じ方向を向くということが重要です。
それぞれの立場で検討した計画は、必ず園全体で共有しましょう。
word文章の羅列よりも、添付のシートのように一目で確認できる様式の方が、
その後の進捗管理がしやすくなります。
(行動計画の例)
まずは計画の様式・担当・期日を定めて、
行動計画の設定に取り組んでみましょう!
川原経営:神林

- ◆ 神林 佑介 プロフィール ◆
- 人事コンサルティング部 部長。保育園、老人ホームで働いた後、オーストラリアへ留学。施設での経験を活かしたいという想いをもって2012年に川原経営に入社。保育所・介護施設等を運営する社会福祉法人の給与・人事考課・研修の制度構築支援に従事。その他社会福祉法人の設立・合併・事業譲渡支援など、医療・福祉経営に関する幅広いコンサルティングを行っている。
保有資格:行政書士・保育士・社会福祉士
著書:「地域に選ばれる特別養護老人ホームの作り方」「介護ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本」
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