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保育所経営ブログ

VOL.96「社内イベントを企画する際の留意点」

2023.11.22

皆さん、こんにちは!

川原経営の神林です。

 

先日、社員旅行で沖縄を訪れました。

弊社の社員旅行は4年ぶりで、家族も含めて参加することができます。

任意参加で行程もほぼ自由行動のため、
私は妻とダイビングをしたり、離島をドライブしたりして、
リフレッシュできました。

 

さて、新型コロナウイルス感染症が5類に移行した後、
少しずつ園での行事や社内イベントが復活しているようです。

 

これから年末や年度末にかけては、
忘年会や歓送迎会などを企画する園もあると思います。

 

今回は、このような社内イベントを企画する際の留意点について、
解説します。

 

業務の一環か業務外かをはっきりさせる

社内イベントは業務時間かそうでないのかの線引きが曖昧になりがちです。

一般的には研修や会議などは業務時間、
親睦会は業務時間外とする園が多いようですが、
この点をはっきりさせましょう。

 

【業務の一環である場合】

参加することに強制力が発生し、
その時間は勤務時間に該当するため、
シフト時間外に行われる場合は、時間外労働の対象となります。

 

業務外の場合、本人の意向を尊重しましょう

【業務外のイベントの場合】

園から本人に対して参加を強制することはできません。

これまで慣例的に行われてきたイベントであっても、
社員に金銭的な負担がなかったとしても、
その目的が社員の親睦を深めるためのものであったとしても、同様です。

無理強いすることはハラスメントリスクなどにもつながりますので、
本人の意向を尊重しましょう。

 

主催者側の意図があったとしても、これらのイベントにも配慮が必要な時代です。

社員が気持ちよく働ける環境を維持できるよう、
社内イベントの企画にも留意して楽しみましょう。

 

 

◆ 神林 佑介 プロフィール ◆
人事コンサルティング部 部長。保育園、老人ホームで働いた後、オーストラリアへ留学。施設での経験を活かしたいという想いをもって2012年に川原経営に入社。保育所・介護施設等を運営する社会福祉法人の給与・人事考課・研修の制度構築支援に従事。その他社会福祉法人の設立・合併・事業譲渡支援など、医療・福祉経営に関する幅広いコンサルティングを行っている。
保有資格:行政書士・保育士・社会福祉士
著書:「地域に選ばれる特別養護老人ホームの作り方」「介護ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本」

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