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セミナー開催報告

【社会福祉法人対象】 三者満足を追求する事業計画策定セミナー

セミナー開催報告2016.10.20

平成28年9月16日、弊社主催で「三者満足を追求する事業計画策定セミナー」と題し弊社経営コンサルティング部3名の講師が講演を行いました。
事業計画策定において、「重点課題の議論がされていない」、「施設・職員の行動計画ではなく、利用者の行事計画となっている」等の状況を改善するために、Ⅰ.事業計画策定、Ⅱサービスの視点、Ⅲ.職員の視点、そして事業計画の運用という構成とし、実際の運用例を交えて講演しました。

 

Ⅰ.事業計画策定編
講師 主任 新藤健

 

法人の目標を実現するためには、定款に定める事業について、資産と均衡がとれた事業計画を立てることが重要です。これらの事業計画及び予算については、毎事業年度開始前に作成し、理事会及び評議員会の承認を得る必要があります。
計画の多くは、定款に則った必要事項の記載が中心で、利用者満足や職員満足の追求を事業計画に入れている法人は意外と少ないです。現在の事業計画の見直しと運用を改善することにより、「利用者満足」「職員満足」「経営満足」の三者満足の追求に向けた事業計画が誕生します。

 

【三者満足を追求する事業計画見直しのポイント】
①理念実現に向けて、法人全体で計画策定する
②理念・中長期・事業計画のつながりを再確認
③現場の課題はリーダーに考えさせる
④職員にチャレンジさせたい目標を設定させる
⑤振り返りを実施する(月単位、半年毎)

 

 

講演の後半は、受講者の方に実際に経営計画について記入していただき、弊社講師が策定、運用についてアドバイスを行いました。様々な視点から計画を立てることで職員のモチベーション、スキルが向上し、利用者の満足度向上へとつながります。また、より充実した事業計画策定のためには文言に「定性表現」、「定量表現」、「5W1H」を加え具体化を図ることも重要です。
最後に、職員の意識改革が期待できる、PDCAサイクル、実施計画、月次実績確認シート等の効果的な運用方法を、種別の違う事業をもつ法人の振り返り(進捗会議)のポイントも含めてご紹介しました。

 

Ⅱ.サービスの視点~第三者評価受審を職場改善・事業計画策定に活かしましょう~
講師 主任 新井結花

 

第三者評価では、事業者でも利用者でもない第三者の評価機関が、専門的かつ客観的な立場から、サービスの内容や質、事業者の経営や組織のマネジメント力等を評価します。これにより、「利用者本位の福祉」の実現を図ることができます。
講演では評価事業のスケジュール、評価結果報告書のフィードバックと事業計画への活かし方を解説しました。職員は、現在遂行している業務に集中してしまう傾向があります。第三者評価を利用することで、一般職員も組織運営の状況、サービス提供の現状を改めて振り返り、経営を「意識」する機会となります。理念・方針の実現に向け、様々な「視点」で事業所の現状把握をできる機会を活用しましょう。

講師 主任 新井結花

 

Ⅲ.職員の視点~理念・ビジョン・事業計画を踏まえた人事マネジメントの全体像~
講師 課長 久保田義徳

 

福祉事業では、雇用形態及び人材が多様化する中で、重要なのは全職員が共通の価値観(理念)を共有することです。そして、理念を継続的に実現し続けるには、職員が理念と同一のベクトルにモチベーションを持つようにマネジメントし、運営を計画的に行うことが必要です。
福祉業界を取り巻く環境は激しくなる一方(制度改定、報酬改定等)、経済動向も不透明です。10年にも及ぶ事業計画では太刀打ちできないため、3~5年の中期計画を立案し、1年ごとの見直し(PDCA)が有効です。講演では中期経営戦略から単年度事業計画へのフローを解説しました。また、人的資源を最大限活用するため、人事制度に目標を共有する機能について具体例を紹介しました。

 

受講者からのアンケートでは、「事業計画や組織というものを現場職員が遠くに感じている現状について、いかに共通の価値を持つかが重要だと感じた。」や「事業計画を策定する過程や、それを活用しての組織マネジメントが今後の課題だと感じた。」等のご意見をいただきました。

 

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