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お知らせ

◆ブログ◆保育士が考える、保育所経営vol.12『年度当初のストレスチェックで保育所を元気に!⑥』

お知らせ2017.10.20

季節の変わり目とともに、子ども・子育て会議(第31回)の概要を眺めながら、

心身ともにザワザワしている久保田です。

 

量と質の問題は常に「矛と盾」のようなものですが、

最近のさまざまな動きを子どもの育ちを守る立場としてみていると、

なんともやりきれない気持ちになることがあります。

皆さんはいかがでしょう。

 

・・・と、考えていても仕方ありませんね。

少しでもよい職場となるようお手伝いしてまいりたいと思います!

 

今回は少し細かい部分をご紹介するということもあり、

ところどころにリンク(青文字で下線を引いています)を付けています。

このページと併せて、折々に関連ページを開きながら読み進めていただけると、

より分かりやすくなると思います。

 

では、ストレスチェックの「調査の判断」、「面接の実施方法」の順にご紹介します。

 

まずは「調査の判断」から。

 

調査の結果は点数化するとともに、それをもとに評価したものをレーダーチャートなどの図表を使って分かりやすく表して職員に通知します。

 

ブログ④でご紹介した厚生労働省の「職業性ストレス簡易調査票」を使って調査を行っている場合では、

 

合計点数を使う方法

○ 項目ごとに点数を出して、A,B,Cの領域ごとに合計点数を算出します

○ その数字と「高ストレス者を選定する数値基準」を照らし合わせながら、高ストレス者を選定していきます

素点換算表を使う方法

○ 素点換算表では、職業性ストレス簡易調査票の質問項目がいくつかのまとまりごとに「尺度」としてまとめられており、それに基づいた計算方法が示されています

○ 尺度ごとの計算結果を素点換算表に当てはめ、5段階評価の評価点を出し、高ストレス者を選定していきます

 

それぞれの方法については、厚生労働省「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」厚生労働省「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」の39~45ページに記載されていますが、より分かりやすい「ストレスチェック制度実施マニュアルの解説」「ストレスチェック制度実施マニュアルの解説」が示されていますので確認してみてください。

素点換算表は質問の数にとらわれず尺度ごとの評価をみることができますが、

計算方法が少し複雑なので、なれるまでは合計得点で行うとよいでしょう。

 

保育園独自で調査票を作った場合でも、「合計点数を使う方法」を応用すれば評価が行いやすくなると思います。ぜひ活用してみてください。

 

高ストレス者は、次の要件を満たす人が対象となります。

① 「心理的な負担による心身の自覚症状に関する項目」の点数が高い者

② ①の項目の点数が一定以上+「職場における当該労働者の心理的な負担に関する項目」および「職場における他の労働者による当該への支援に関する項目」の評価点数の合計が著しく高い者

 

基準については、実施義務従事者と事業者で決めてよいのですが、

それを基に行う職員個々の評価は実施事務従事者が行い、結果の通知や高ストレス者に面接を勧めるなどの取り組みを進めます。

 

分かりやすく言いますと、理事長や園長など管理者側は、職員個々の結果を見てはいけないということです。

但し、実施に際し事前の説明の中で職員の同意を得ている場合は、結果通知後に本人の同意を得てから入手することが可能です。

職員との信頼関係を壊さないためにも、ここはしっかり守るようにしましょう。

※  厚生労働省「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」の52~61ページに文章例が記載されています。

 

次に「面接の実施方法」についてお話します。

 

大事なことは3つ。

1.実施する人は「医師等(できれは産業医)」。義務でない事業所の場合は、実施義務従事者などでもOKですが、守秘義務による負担やより専門的に診てもらう必要性もあることを考えると、ブログ⑤でご紹介した「産業保健総合支援センター」の地域窓口を利用し、医師を紹介してもらう方法が望ましいです。

2.面接は申出があってから概ね1年以内、就業時間内に行うようにしましょう。

3.指導にかかる費用は事業者の負担となります(保険診療にはあたりません)。

面接では、ストレスチェックの結果の情報を参考にしながら、

勤務上のストレスや心理的な負担の状況のほか、生活習慣・疾病などによる心身の状況などについて確認してもらいます。

 

その結果から、就業に関する措置が必要かどうかやどのように対応すればよいかなどについて、医師等から意見を聞きます。

遅くても面接指導から1月以内に聴くようにしましょう。

 

結果は本人への対応だけで終わっては十分ではありません。

そこから見えてきた職場の問題をしっかりと改善していくことが、

職場環境の改善と全ての職員のストレスの軽減につながります。

 

次回は、「職場環境の改善のポイント」をご紹介します。

 

〇前ページ〇保育士が考える、保育所経営vol.10『年度当初のストレスチェックで保育所を元気に!

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