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ブログ

保育所経営ブログ

Vol.39「園全体で事業計画をつくろう!」

2018.12.18

皆さん、こんにちは!

川原経営の神林です。

 

この数週間は、

鹿児島県・東京都・青森県とセミナー講師のご依頼をいただき、お話しさせていただきました。

 

いずれも、小規模保育所や企業主導型における人材管理がテーマだったのですが、

終了後に寄せられたご質問・ご相談には、人材管理以外に、

「来年度の事業計画をどのように立てたらよいか」

「計画をどのように園に浸透させたらよいか」など、

事業計画に関するお問い合わせが多かったので、

 

今回から3回に分けて、

「事業計画の作り方や運用の仕方」

について考えていきたいと思います。

 

自園の課題を整理しよう

自園を巡る現状の課題を、いくつかの領域に分けて洗い出してみましょう。

 

例えば、

①保育内容、②人材育成、③職場環境、④物品管理、

の4つの領域ごとに現状の課題を抽出し、その原因を考えていきます。

 

課題提起の手法としては、

保育所経営vol.38「業務改善に取り組もう⑦」でご紹介した、

「ブレーンストーミング」や「KJ法」を用いるのも効果的です。

 

課題が生じる「原因」を探ろう

課題はたくさん出てくると思いますが、

その原因(何故課題が生じているのか?)まで追究することがポイントです。

ひとつの原因(ボトルネック)が、さまざまな課題を発生させているケースが考えられるからです。

 

・職員間のコニュニケ―ション不足

・重複する記録物

・情報共有の不徹底

・非効率的な会議や研修

・ルールや決まり事が不明確 などは、

保育所運営のボトルネックとなりやすい内容です。

 

良い計画を立てるためには、現状を正しく認識した上で、

より良い状態にするにはどうすべきか、という視点が不可欠です。

 

課題の整理に関する検討は、ちょうど今頃の時期から始めるのがベストです。

1年間の仕事を振り返りながら、職場の課題を整理してみましょう!

 

 

川原経営:神林

◆ 神林 佑介 プロフィール ◆
人事コンサルティング部 副部長。2012年入社。保育士・社会福祉士。保育園、そして老人ホームで働いた後、オーストラリアへ留学。帰国後、会計や経営コンサルティングの仕事は未経験ながら、コンサルという仕事への憧れ、そしてホームで働いた現場経験を活かせるのではないかという想いをもって、この世界へ飛び込んだ。以来、介護・福祉施設の経営コンサルタントとして主に法人開設支援などを行なっている。
© Kawahara Business Management Group.